競走馬は、人間のために一生懸命に走っていることを知っておきましょう。

育成牧場で行う調教

育成牧場で行う調教は、非常に多岐に渡っています。

 

走ることの訓練だけではなく

  • 人に慣れさせる
  • 人を乗せることを嫌がらないようにする
  • 人の言うことを素直に聞くようにさせること

などの調教が行われています。

 

サラブレッドは、生まれながらにして速く走らなければならないという宿命を背負っています。
それは、サラブレッドが経済動物であることを意味しています。

 

サラブレッドは、交配によって生産を繰り返され、より速く走ることのできる個体をつくりあげるためにつくられています。
そのため、速く走ることができなければ、最悪の場合は生きる権利を失ってしまいます。

 

しかし、競馬はそれほど単純なものではありません。

 

どれほど早く走ることが可能な馬であったとしても、競馬に行って一着でゴールできなければそれを認めてはもらえないのです。

 

そこで、滞りなく競馬に望むことができ、自身の持っているポテンシャルの全てをレースで発揮できるようにするために、育成牧場が存在しています。

 

サラブレッドは、生まれた瞬間はただのサラブレッドです。
競走馬ではありません。
生まれてから、人と関わることを覚え、人に教育されていきます。

具体的には、

  • 人が近づいてきて触っても暴れないようにする訓練
  • 人を乗せる訓練
  • 馬の後ろで歩く訓練
  • 他の馬と一緒に走る訓練
  • 人の指示を素直に聴かせる訓練

等が行われます。

 

特に、人間の指示に対して素直に従うための訓練が重要になります。

 

行けと指示したら行く、止まれと指示したら止まるようにすることが求められます。
それを繰り返していくことによって、競走馬としてデビューできるだけの力を手に入れることができます。それが達成されていなければ、競走馬としてデビューすることができません。

 

そして、それらは全て、人間を好きにさせることによって達成されているのです。
競走馬は、人間のために一生懸命に走っています。

 

そのことは、全ての競馬を愛する人には是非知っておいてもらいたいことの1つです。