競走馬を近くの牧場に放牧に出すことは、輸送によるストレスを防ぐことになります。

放牧との違い

 

放牧とは

競走馬のリフレッシュや休養の目的で利用される仕組みです。

 

放牧と聞くと、牧場に放たれるというイメージを浮かべるかと思いますが、実際に行われる放牧は全くちがいます。

 

もちろん、広い敷地に放って気分転換をすることもあります。
しかし、それだけではないということです。

 

最近では、放牧中にも乗り込み(調教)を行い、厩舎に帰厩してすぐにレースに出走するというケースが非常に増えてきました。
その要因としては、調教師と放牧先とのコミュニケーションの仕組みが発達し、密接なコンタクトを取ることができるようになったことが挙げられます。

 

 

その放牧先に関しては、それぞれの事情によって異なります。

厩舎近くの牧場に放牧に出すこともありますし、北海道の大規模な牧場に放牧に出されることもあります。それは事情によって異なるので、一概には言えません。

 

ただ、放牧に関しては、その輸送にかかる費用を馬主が負担することになります。

 

金銭的に余裕のある馬主であれば、コストを気にせずに馬にとって最良の放牧先を選択することができます。しかし、そうではない馬主にとっては大きな負担になります。

 

そこで、輸送の距離が短くてすむ放牧先に行くことでコストを削減することができます。

これは、某調教師の著書に記されていた内容ですが、レースに向けての輸送であればJRAがその費用の全てを負担してくれるので、それを利用し、行かせたい放牧先に近い競馬場のレースに出走させてから放牧することでコストを削減するという方法があります。

 

栗東所属(関西)の馬を北海道に輸送させると大きいなコストがかかってしまい、馬主の負担が大きくなってしまうので、それを防ぐための有効な手段ということです。

 

また、近くの牧場に放牧に出すことのメリットは非常に大きなものになるという点もあります。

競走馬は、輸送によって大きなストレスを感じてしまいます。
近くの牧場に放牧に出すことによって、それを防ぐことにもなるのです。

 

このように、放牧の仕組みは、育成牧場のものとは全く異なります。

>>育成牧場で行う調教