出走を予定しているレースの1ヶ月程前に入厩し、調教を行いながら調整されます。

トレーニングセンターとの違い

育成牧場とトレーニングセンターの施設を、はたから見ただけではその違いがわからないと思います。

 

しかし、育成牧場とトレーニングセンターには明確な違いがあります。

 

それは施設を使用する目的の違いです。

 

育成牧場がサブレッドを競走馬に育てるための施設であるのに対し、
トレーニングセンターは競走馬をレースに向けて調整するための施設となっています。

 

施設を使用する目的が異なるので、その違いはわかりやすいと思います。

 

トレーニングセンターを使用するのは、厩舎に入厩している競走馬に限られます。
厩舎には馬房の数よりも多くの所属馬がいます。
そのため、厩舎の長である調教師は、入厩と放牧を繰り返しながら、馬房数内に入厩馬の数がおさまるように工夫しながら厩舎をまわしています。
ですので、競走馬は引退するまでずっと厩舎内にいるわけではありません

 

基本的には、出走を予定しているレースの1ヶ月程前に入厩し、トレーニングセンターにて調教を行いながら調整されます。

 

そのレースに出走後は、長期の休みを挟まずに出走し続けることが多いので、基本的には厩舎に滞在しながら調整されます。

 

その過程の中で疲労が蓄積したり、ストレスを抱えすぎた競走馬にはリフレッシュが必要になるため、放牧に出されるという仕組みです。そのようにして競走馬の出し入れが行われています。

>>競走馬の放牧とは

 

 

  • 関東所属であれば美浦トレーニングセンター
  • 関西所属であれば栗東トレーニングセンター

で調教を行います。

 

トレーニングセンターで行う調教は、調教師の直接的な管理のもとに行われるので、調教師のさじ加減を取り入れることができます。

 

また、競走馬は非常に繊細な生き物なので、レース出走の際の輸送による影響を受けやすいため、トレーニングセンターからの輸送であれば、競馬場との距離がそれほど遠くならないということもあり、トレーニングセンターでレースに向けて調教を行うことの意味は非常に大きくなっています。

 

このように、トレーニングセンターは育成牧場とは本質的に異なる施設となっています。