競走馬の能力を引き出す育成牧場-ロードカナリアやメイショウマンボを育てた育成牧場はどこ?

育成牧場とは

競走馬には、生まれた瞬間から命を終えるまでに様々なステップがあります。

 

育成牧場が役割を担っているのは、そのうちのファーストステップです。

 

そもそも、競走馬は、生まれた瞬間はただのサラブレッドという品種の馬です。
そこから、育成を経て、ただのサラブレッドから競走馬に成長していくのです。

 

競馬場では、ほとんど滞りなく当たり前のようにレースが行われています。
それは育成牧場の力によるところが大きいです。

 

育成牧場は、サラブレッドに、競走馬としてのあるべき姿を教えます。

  • 競馬とは何か
  • 走ることの喜びとは何か
  • 人を乗せて走ることとは何か
  • やっていいこととやってはいけないことの区別は何か

それらを徹底的に教え込みます。

 

競走馬として出走しているサラブレッドは全て育成牧場にて競走馬としての訓練を終えたサラブレッドになります。

 

育成と聞くと、人が動物の世話をする、というイメージが浮かぶと思いますが、サラブレッドの場合の育成は、学校の先生と生徒のような関係性が強くなっています。

 

もちろん、食事等のお世話も行っていますが、育成牧場の役割としては、サラブレッドを立派な競走馬に育てるというものなので、人が馬に指導を行っています。

 

例えば、人間の場合、子供は学校に行き、その中で社会性を身に付け、大人になっていきます。
それと同じことを育成牧場はサラブレッドに対して行っています。

 

人間社会は複雑極まりないので、それを学び終えるまでに一生かかってしまう場合もありますが、サラブレッドは2歳までにその育成を終えなければなりません。

 

人間の場合、親や先生、友達の心の部分から多くを学び、成長していきますが、サラブレッドに関してもそれは共通しています。サラブレッドは、非常に臆病な生き物です。
その様な生き物に、人間は怖くない、競馬は怖くない、走ることは苦しい事ではなく楽しい事とであるということを、愛情をもって伝えていきます。

 

それを通して、サラブレッドは、人間を愛するようになり、人間から学んで成長していくのです。

 

ただ、愛情だけで成長しているわけではありません。
サラブレッドは、競走馬として結果を残していけるような強い馬をつくる目的で生産されています。

 

走り続け、勝つことで自分の命を勝ち取っていかなければならないという宿命があるのです。
そのため、サラブレッドを強くするための育成を行わなければなりません。

>>JRA育成馬の活躍

 

 

そこで、科学的な検知からサラブレッドを育成することが求められます。

サラブレッドは一種のアスリートなので、スポーツ選手と同じです。
一流クラスのアスリートが、自己流ではたどり着けない次元に達するために、科学的トレーニングを採用していることと同様に、サラブレッドも科学的な検知から導き出される育成方法によって育成されています。

 

これは特に欧米諸国で発展しているものであり、日本の育成牧場もそこから学び、導入してきています。
より性質の高い育成方法を取り入れることが強い馬づくりには必要なので、積極的に採用する牧場が増えているということです。

 

育成牧場で行われることの基本的なものは、調教です。

 

ただ、これは競走馬になってから行われる調教とは本質的に異なります。

 

競走馬になってから行われる調教の多くは、体をつくるために行われるものですが、育成牧場では体だけではなく、心をつくる調教を施します。

>>育成牧場で行う調教

 

若馬は、心身ともに未熟な状態です。
体は大きくなってからでも鍛えられますが、心の部分は生まれた直後に培うことで一生ものの財産になります。逆に、育ちきってしまってからではそれを育むことが困難になります。

 

そのため、育成牧場の役割としては、心の部分を鍛えるということが重要になるのです。

 

このように、競馬にまつわる様々なドラマを知ることで、より思い入れが強くなり競馬が面白くなります。実績のある競馬情報会社ならば業界に詳しい元調教師などとも繋がりがあり、そのような競馬業界の裏事情やドラマにも精通しています。
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